明治期に入ると、次々に西洋の建築様式が採り入れられ、洋風建築が多く造られるようになりました。そうした流れの中、西洋式漆喰工法や装飾法も入ってきました。それらの装飾等は、今では洋間や寝室に使われたりします。私共は、その場にあった蛇腹、その他の型を一つ一つ造り、空間に合った漆喰装飾を創る事を心掛けています。また、その技法の一つで、鏝絵というものもあります。ちなみに鏝絵というのは、建物の破風部分や、土蔵の扉等に、鏝を使って漆喰を浮き彫り(レリーフ)状に盛り上げた漆喰彫刻の事です。これは鏝のみで、いろんな複雑な形を創り出していく技術ということで、熟練した職人にしかできないものがあります。 |