土壁といっても、その仕上げ方は無限にあります。粘土にしても産地や含有鉱物の種類、量により微妙な色の違いがあります。また、表現方法も京壁のようなものばかりでなく、中塗り仕上げや亀裂の入ったままの荒壁で終えてしまう壁も多くあり、荒々しい壁がとても新鮮に見えることさえあります。構造的に見ても、高い湿度、特に梅雨期の多湿な一ヶ月を守り抜くためには厚い土壁や漆喰壁が有効であることは、伝統的な経験よりわかっています。厚い土壁は湿度の調節にとても有効であり、冬のカラカラの気候を保持して梅雨のジメジメした時期に備えることができます。本物の土壁をぜひ体感してみて下さい。